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ニッケイ新聞 2013年5月9日

 在サンパウロ総領事館の安全対策情報によれば、4日午後7時30分頃、リベルダーデ区ガルボン・ブエノ街の料理店で3人組の男が店内に侵入し、1人が拳銃で店内の客を威嚇している間、別の2人が各テーブルを回って店内の客から金品を奪い、走り去るという事件が発生した。被害額は175レアル。しかし、「リベルダーデの中華料理店」はたくさんあり、これだけではどの店かわからず注意の仕様がない…と思っていたら、サンジョアキン街近くの「川府」という店だったとの情報が。物騒な事件が頻発している。皆さま十分にご注意を。
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 岐阜県美濃加茂市で、3月末に閉鎖したソニー子会社工場「美濃加茂サイト」についてソニー側は、工場跡地5・6ヘクタールを売却する方針を固め、今月下旬にも測量作業に入るという。中日新聞、岐阜新聞が報じている。すでに複数の企業が問い合わせているといい、県側は地元から雇用する企業を選定すること、元工場従業員らの再就職支援を求める要望書を手渡したとか。同地のNPOブラジル友の会理事渡辺マルセーロさんは、「まだ多くの人が失業保険をもらっていて特に混乱はない」と話すも、影響が顕著に出てくるのは時間の問題だろう。できるだけ多くの雇用を生む企業に売却されることが望ましい。
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 最近道端で警察官をよく見るが、ベネジト・ロベルト・メイラサンパウロ州軍警大佐によれば、これも市民の安心感を高めるための対策の一つ。しかし、いくら道に警官が増えても強盗が多いのは事実で、中でも最も狙われやすいのは、すぐに換金できる携帯電話とか。先日、本紙の記者も歩きながら使っていて携帯を盗られかけた。スマートフォンなど高級機器を持つ人も増えている昨今、油断は禁物。

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