■訃報■元文協会長　岩崎秀雄さん

ニッケイ新聞　２０１３年６月７日

　ブラジル日本文化福祉協会９代目会長を務めた岩崎秀雄さんが５日午前９時２０分頃、心臓発作のため逝去した。享年９１。５日に通夜が行われ、６日にアラサー墓地に埋葬された。
　東京都出身。１９３５年、家族と共にサンパウロ州リベイロン・プレットに入植、後にサンタクルス・ド・リオパルド市に移った。３７年に出聖し、戦前に在聖総領事館に勤めた。
　４５年から２６年間ジュケリー農業組合（後の南伯農産組合中央会）に、７７年から９年間は三井肥料株式会社で営業取締役など要職を歴任した。８１年から１２年間援協役員を務め、９９年に文協会長に就任。
　２００３年までの会長時代に、ブラジル日本移民史料館の拡張工事を行い、戦後５０年史常設展の増設を実現した。
　東京都友会会長、ブラジルゲートボール連盟副会長、ブラジル日系団体連合会会長（ＵＮＥＮ）も務めた。勲四等旭日小綬章。
　初七日法要は９日午前１０時半から、本願寺（Rua Changua, 108, Praca da ＡArvore）で執り行われる。