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大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年7月11日

 50年前から「天谷」と付き合いのあるレジストロの福澤一興さんは、「天谷は昔から品質にうるさいキチンとしたところ。一旦沸かしたお湯を、80度まで下がるのを待って、ひとサジの紅茶を茶漉しにとって、サッと通して飲むと香りが出て最高に美味しい。お湯の中に漬けると渋みがでるので、通すだけにするのがコツ」と飲み方を指南した。今里さんは「お湯を沸かすときに、鍋のそこからブクブクと泡が出始めるでしょ。あの時がだいたい70、80度。そのお湯をサッと紅茶に通して、好みで砂糖やレイチを入れてもよし、レモンティーで頂いても最高」と薦めた。
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 ブラジル日系文学が、日本祭りでハイカイコンクールを実施する。今年はサンパウロ市のイッペー句会のほか、サントスの「カミーニョ・ダス・アグアス」、リオの「アグアス・デ・マルソ」の2句会も初参加し展示を行う。「俳句人口が減りつつある今、ハイカイにも力を入れて日本文化を守っていきたい」と張り切る武本憲二会長。
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 ブラジル日系文学の「日本祭り文化コーナー」には、例年、高浜虚子など巨匠や先生クラスの作品が中心に展示されてきた。が、今年は各句会などで活躍中の現役俳人・歌人の色紙や短冊が多数展示される。「自分やお友だちの作品が鑑賞できます」と会員の鈴木文子さん。知人の作品鑑賞ついでに、一句(首)ひねりに訪れてみては。

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