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ニッケイ新聞 2013年8月13日

 9月に『フェスタ・ド・ブラジル』を控える東京・池袋のサンシャインシティ。プロジェクトメンバーの一人、成保明彦さんによれば「過去の周年行事で一カ国を特集するようなイベントが開催されたことはない」とか。現在の日本におけるブラジルへの注目度の高さが伺える。W杯を目前に控える今年は、特に関連付けた動きが活発なようだ。当地のグローボ局と連携したブラジルニュースを専門に配信する『MEGA★BRASIL』(megabrasil.jp)なるサイトも登場。コラムやサッカー、グルメ、ビジネスなどのニュースのほか、日本国内の関連情報も発信している。
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 南米進出に乗り出したJTB。JTBアメリカス社の田尾健二郎さんは1年半ほど前に初めて当地を視察に訪れたが、「こんなに英語が通じないとは思わなかった」と戸惑いを見せる。「もっとリオに人を呼びたい」との個人的希望もあるが、言語の壁に加え、「日本人を受け入れてくれるインフラをもっと作らないと、十分なサービスが出来ない」という足かせも。いくつもの関門に「まだまだこれから」と口元キリリ。
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 「W杯に訪れる日本代表をぜひ受け入れたい」とアチバイア市観光局のタカハ・ジュンさん。現在、今年度末に代表の宿泊先が決定されるので、多額の投資をしてインフラ等を整えているとか。「アチバイアはこれまで、ブラジル代表を受け入れた経験もある。全ての要件はすでに満たしていて、受け入れ体制は完璧」と自信たっぷり。「是非皆さんも応援してほしい」とコロニアに呼びかけた。

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