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ブラジル日系文学会=「武本文学賞」作品募集=10月半ばまで受け付け

ニッケイ新聞 2013年9月5日

 ブラジル日系文学会が実施する「第31回武本文学賞」の作品募集が行われている。締め切りは10月15日まで。今回、日本語訳からポ語訳の部門が新たに加わる。
 「ポ語から日本語の翻訳だけでは、ブラジル生まれの応募者に不公平という声があった」と語る編集長の中田みちよさんは「全伯に日本語学科のある大学があるので、そこの学生にも応募してもらえるようになれば」と期待を込めた。
 募集要項は次の通り。【小説】=25〜35枚、【随筆】=16枚まで、【翻訳1】=「ブラジル日系文学」第43号ポ語欄掲載の「Uns bracos」(マシャード・デ・アシス作)の和訳、【翻訳2】=『天狗笑』(豊島与志雄作)のポ語訳、【短歌、俳句、川柳】=いずれも20首(句)、【自由詩】=1人1編(1千字まで)。
 応募原稿には、原則として4百字詰め原稿用紙を使用。パソコン入力歓迎(字数を記入する)。応募にはコピー4通を同封。作品は未発表に限り、原稿にはジャンルを明記すること。締め切りは10月15日(必着)。
 小説部門の入賞者には賞状および賞金700レアル、佳作は300レアル。その他の部門入賞者には賞状および賞金500レアル、佳作には200レアルが贈られる。
 結果は来年1月上旬、本人への通知とあわせ邦字紙で発表される。入選した作品は『武本文学賞特集号』(3月末発行)に掲載される。
 選考委員は次の通り。【小説部門】醍醐麻沙夫、能美尾透、中田みちよ、【随筆】=西尾勝典、斉藤早百合、石井恵子、【短歌】=小野寺郁子、小池みさ子、滝友梨香、【俳句】=間島稲花水、富重久子、小斉棹子、【川柳】=柿島さだ子、今立帰、上口一歩、【自由詩】=浜照夫、西朋子、間島章子、【翻訳1】=紫門明子、脇坂ジェニ、渡辺章子、松原礼子、【翻訳2】=柴門明子、長江ネイデ、アンドレイ・クニャ、二宮ソニア。
 原稿送付先は、ブラジル日系文学(BRASIL NIKKEI BUNGAKU、住所=Rua Vergueiro, 819, sala 2 , CEP 01504-001)、問い合わせは中田さん(電話=11・5084・7112)まで。

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