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大阪ジュニアバンドがサンパウロ市視察=姉妹都市45周年の節目控え

ニッケイ新聞 2013年9月7日

 大阪市を拠点に活動する金管バンド・バトントワリングクラブ「大阪ジュニアバンド」の小田公裕会長、山内武治副会長、チューバ演奏者で講師を務める会長の息子・剛史さんの3人が8月27日に来伯し、来年に控えた大阪・聖両市の姉妹都市提携45周年を祝う公演のための視察を行った。
 日中の平和友好を願って中国に派遣された「大阪市子ども使節団」を母体として1979年に設立され、海外都市での積極的な公演活動を行う同バンドに対し、大阪・サンパウロ姉妹都市協会(本部・大阪市)の岡田茂男会長が、サンパウロ市での記念公演を提案したことで計画された。
 公演の候補地となるサンパウロ市議会、カリタス学園などを訪問。バンドを持つ創価学会や、生長の家関係者とも懇談した。
 小田会長、山内副会長は「異文化の中で生きてきた日系人との交流は、子どもたちにとって貴重な経験になる。日伯の架け橋になるような人材育成に繋がれば」と期待を込め、剛史さんも「しっかりとした演奏を披露できるよう早速練習を始める」と意気込みを見せた。一行は31日に帰国した。