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東西南北

ニッケイ新聞 2013年9月20日

 ロック・イン・リオのために現在来伯中の米国大物ロック歌手ブルース・スプリングスティーンが18日、サンパウロ市西部で公演を行った。ブルースは3時間30分に及ぶ公演の1曲目として、ブラジルロックの先駆者ラウル・セイシャスの「ソシエダーデ・アルテルナチーヴァ」を披露し、サンパウロ市のファンを驚かせた。同曲は70年代のヒッピー賛歌で、後の人気小説家パウロ・コエーリョが作詞をしている。ブルースはその前のチリ公演でも同国の自由の闘士ビクトル・ハラの曲を歌っていた。21日出演予定のロック・イン・リオでは一体何が飛び出すか。
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 17日夜、大サンパウロ市圏オザスコのオウトミスタス大通りで、配達人のオリヴェイラ・デ・アシス・プッカさん(23)が口の中に拳銃を入れられ射殺される事件が起きた。プッカさんが働いていた店の店員によるとプッカさんと同店との間に支払いのトラブルがあったというが、その件は店側がプッカさんの働きぶりを評価して報奨金を払おうとしたというものでプッカ氏さんが断った。市警の調べでは、犯行時の防犯カメラの映像などから、プッカさんが強盗と間違えられて殺された可能性が高いとしている。
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 18日にモルンビー・スタジアムで行われた全国選手権対アトレチコ・ミネイロ戦で、サンパウロが1—0で勝利。これでムリシー氏が同チーム監督に復帰してから3連勝だ。前試合で降格圏内から脱したばかりだが順位はさらに上がって13位となった。一方、コリンチャンスはポンテ・プレッタに敗れ、3連敗して8位に転落。サンパウロの悪運が移ったか。

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