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東西南北

ニッケイ新聞 2013年10月3日

 1日は「国際高齢者デー」だったが、それを記念して高齢者約150人がサンパウロ市中央部のパウリスタ大通りに集まり、ディズニー映画「ラテンアメリカの旅」(42年)などで有名なショーロの名曲「チコ・チコ・ノ・フバー」に乗って一斉に踊った。これは「ポルタル・ダ・テルセイラ・イダーデ」という団体が「健康と喜びと共に年をとる〜権利はみんなのために」というテーマを掲げて行なったもの。同団体のトニー・ベルンスタイン会長は「高齢者のために、サンパウロ市はもっと改善すべきことがある」と主張している。
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 ここ数日、少し肌寒い雨模様の天気の続くサンパウロ市だが、非常事態管理センター(CGE)の発表によると、春の最初の9日間、つまり9月22〜30日のサンパウロ市の雨はCGEが1995年に観測をはじめて以来、最大量を記録したという。これまでの最高は2010年の49・6mmだったが、今年は58・8mmを記録した。今年は大気圏での気圧の変化が例年より早く起こり、大気の流れが不安定になって雨につながっているという。この雨は日曜(6日)まで続き、中旬までは雨が多くなるとの予報だ。
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 1日に行われたサッカー全国選手権2部の対オエステ戦で、首位パルメイラスは2—0で勝利した。これで残り12試合で勝ち点7、つまり2勝1分けを記録すれば、来季の1部復帰が決まる。待望の1部復帰の瞬間は最短なら今月11日に実現するが、パルメイラスはファンの乱闘事件で25日までサンパウロ市での試合が開催できないため、その近辺の試合は本拠地を離れた会場でとなる。

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