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ニッケイ新聞 2013年11月27日

 超人シニアが集う世界マスターズ陸上。M85(85〜89歳の部)100メートルで世界記録を出した清水さんは、1998年の記録を15年ぶりに更新する快挙を成し遂げた。インターネット百科事典の「ウィキペディア」英語版によれば、更新前の記録保持者はやはり日本人のスダ・ギイチさんだったよう。その他競技の記録、保持者についても信じられない記録がズラリ。さあ、みなさんも今日から身体を動かしますか?
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 若林和男さんによれば、故・間部学さんも時間に大らかで、〃大竹時間〃に並んで〃間部時間〃もあったとか。太い神経の持ち主でもあり、彼の目の前で才能を褒め上げたバンコ・ド・ブラジルの社長に向かって「ケン・エ・ヴォセ」とぶしつけに尋ねて憤慨させたという逸話も。「地位の高い人に対しても、コンプレックス感じるようなこと何一つない人たち」と若林さん。仕事が一流なら神経の太さも一流の二人。ブラジルで成功した要因の一つかも?!
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 日本のスポーツ・スポーツニッポンの報道によれば、サンパウロ州イトゥーが来年のW杯ブラジル大会における日本代表チームの活動拠点の第一候補地として挙げられている。ヴィラ・コボス空港(カンピーナス)への近さなどに加え「日本移民が多く、日本人の住みやすい環境が整備されていること」が大きく評価されているとか。その他の候補地としても、サンパウロ州モジ市(すでにベルギー代表チームが内定)が検討されるなど、日系人が築いた環境の有無は重要な基準となっているよう。どこにキャンプ地が決まろうが、来年6月には最寄りの文協が主催して盛大に日本代表の歓迎会をしたいところか。

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