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ニッケイ新聞 2014年3月28日

 川目武彦弁護士によれば「日本の弁護士は今ひっ迫している」。というのも、産業界の要請で法科大学を増やした所、弁護士の数が増えすぎたせいとか。そうでなくても外国人支援に踏みこむ人は少ないのだから、司法サービスから疎外されがちな在日ブラジル人を支援する川目さんは、貴重な存在だ。「弁護士が増えた分、質がおちた」とも話すが、日本の弁護士の数はわずか3万人。対するブラジルはサンパウロ州だけで30万人。当地弁護士の現状たるや…。

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 アルモニアのサッカー交流で来伯中の札幌SSS。代表を務める岩越英治氏は、30年もの指導歴を持つが、子どもらの今昔について「技術力は格段に上がっている」とする一方、「野心が足りない」と評す。かつては強豪チームを前にしても、打ち負かしてやろうという気持ちをもって臨んでいたとか。生活のため、本気でサッカーに取り組む当地の選手ら。精神面に決定的な差があることを痛感するだけでも、今大会の収穫といえそうだ。

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 元長野県人会長だった北澤重喜さんが先月、83歳で亡くなった。毎年の日本祭りで販売する野沢菜が好評で、記者も毎年漬け込み作業に取材に行かせてもらっていた。「もう今年で最後かな」のセリフが恒例だったが、古里の文化を残したかったのだろう、モジ会員の会員や、家族総出で汗を流されていた。また一つ、コロニアの味がなくなった。冥福を祈りたい。

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 サッカー日本代表中田英寿氏がプロデュースし、W杯時期に合わせて「nakata.net.cafe」をサンパウロ市にオープンする。その会場となるOctavio
Cafe(Av. Brig. Faria Lima, 2996)に行った。日本で言うアイスコーヒーかと思い「カフェ・ジェラード」を注文。それはエスプレッソとオレンジ・レモンジュースを混ぜ合わせた摩訶不思議なもので、名前からは想像もつかないクリーミーな味わいだ。

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