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ワールドカップと6月祭り

 W杯ブラジル大会ますます白熱しています! 6月28日に行われたブラジル対チリ戦は、まさに死闘。延長の末に、PK戦でようやく決着が着くという激しい闘いでしたね。選手も涙を流していましたが、応援していた近所のブラジル人のみなさんも涙を流した人が少なくなかったようです。試合後に会うと、いつもの立ち話もこの試合の話題で持ち切りでした。
 1次リーグでも、試合のある日は祝日や半日休となったり、試合時間はお店や道路がガラガラだったりしましたが、ブラジルの人々にとってはこれからが本番! 決勝トーナメントが始まり、さらに熱を帯びて来た様に感じます。チリ戦でのあの緊迫感や涙は、これほどのブラジル中の空気を受け止めてのことだと肌で感じます。
 大きなブラジル国旗が掲げられているベランダも!中には地元クラブチームの旗と並べていたり、海外出身の人はブラジル国旗と出身国の旗を並べていたり。ドイツやオランダなど強豪国の旗が力強くはためいていました。ブラジル国旗を立てている車も多く見かけます。我が家も入手!
写真(2) W杯に沸く中、ブラジルではFesta Junina(6月祭り)というお祭りがありました。6月24日の聖ジョアン・バチスタ(火の聖人)の日、6月13日の聖アントニオ(結婚の聖人)の日、そして6月29日の聖ペドロ(雨の聖人)の日をお祝いします。この聖人たちに感謝をするということで、麦わら帽子につなぎのズボンや田舎風スカート、チェックのシャツなどを着て、顔にそばかすを書いて、女性は髪を三つ編みにしたりします。そして、ポップコーンなどトウモロコシのお菓子を食べ、ホットワインを飲み、クワドリーリャと呼ばれる独特のダンスを踊ります。 
 今年はW杯真っ只中ということで、朝の人気情報番組「Mais Você」では、このお祭り独特田舎風の格好を緑と黄色のブラジルカラーでキメて、Festa Juninaのダンスを踊るという合わせ技を披露していました。お祭りとお祭りの融合、もう何でもありです!

プロフィール

竹内 香苗(たけうち かなえ)。愛知県出身のフリーアナウンサー。約10年間過ごしたTBSでは『はなまるマーケット』『朝ズバッ!』などに出演。夫のブラジル赴任に伴い12年に同局を退社し、ホリプロに所属。同年11月よりサンパウロ市に滞在している。

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