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感謝を述べる宮城あきら編集委員長
感謝を述べる宮城あきら編集委員長

沖縄県人会=総力挙げて〃宝〃が完成=百周年写真集の出版祝賀会=13万レ支援の西本州議労う

 ブラジル沖縄県人会(田場ジョルジ会長)が県人移民百周年記念事業として取り組んできた記念誌『写真で見るブラジル沖縄県人移民の歴史』(日ポ両語の全384頁カラー)と、別冊『笠戸丸沖縄県人移民325名名簿及び簡単な足跡』(66頁)の出版記念祝賀会が本部大サロンで行なわれた。350人以上の来場者を前に田場会長は、「5年以上の歳月をかけて完成した貴重な一冊。笠戸丸からの一世の歴史を記す財産として、二、三世にとっても宝となる」と喜んだ。

完成を祝い、山城勇さんの音頭で勢いよく乾杯する来場者

完成を祝い、山城勇さんの音頭で勢いよく乾杯する来場者


 宮城あきら編集委員長は「関係者が全伯を駆け回り、集まった3千余点の写真や資料の中から厳選した1500点を掲載した。総力を挙げて歴史を掘り起こす作業に奔走し、日の目を見ることのなかった写真も数多く収めることが出来た。数え切れない県人から協力を頂いた。この本自体がウチナーンチュの結束の賜物」と感謝した。
 さらに「世代を越えて〃赤い糸〃のように繋がっている、相互に助け合うウチナーンチュの真心を、新しい世代に視覚的に実感できるように伝えることに心を砕いた。末永く愛読されることを願う」と語った。
 宮城さんは最後に「出版費13万レをサンパウロ州文化局から捻出できるよう、働きかけて頂いた西本エリオ州議に感謝」と謝意を示し、同州議や世話になった文化局関係者に同書籍を贈呈した。
 笠戸丸移民の子孫である与那嶺ルーベンスさん(74、三世)も、「祖父母に関わる歴史を詳細に知ることが出来た。今日、強力なコミュニティを作るにいたった無名の英雄の失意、苦悩、努力、忍耐、成功、達成の足跡がこれで辿れる」と話した。
 来賓の本橋幹久県連会長は、「一県人会でこれほど立派な記念誌を発行できる会は他にない。優秀な筆者(宮城さん)や奔走する協力者の努力あってこそ」と手放しに称賛し、菊地義治援協会長も婦人部お手製の沖縄料理を前に、「おもてなしの心を持つ女性陣が素晴らしい。一致団結する沖縄県人のパワーを感じる」と称えた。
 編纂に関わった山城勇名誉会長の妹で、うるま婦人会メンバーとお祝いに駆けつけた太田キサコさん(79、沖縄)は「みんなの力を結束して完成した渾身の一冊。沖縄県人みんなの宝物です」と喜んだ。

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