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「これからは老若手を取り合って!」と来社した皆さん
「これからは老若手を取り合って!」と来社した皆さん

若手民謡集団「民」結成=11日に文協で第1回公演

 民謡民舞を愛する日系青年が中心となって若手民謡グループ「民(みん)」が結成され、11日午後5時から文協小講堂(Rua Sao Joaquim, 381, Liberdade)で『第1回フェスティバル民』を行なうことになった。入場料10レアル。
 最年少17歳から30代の若手民謡愛好家15人ほどが中心となって発足したもので、海藤三味線教室・海藤司代表の娘・紀世さんが実行委員長。ブラジル日本民謡協会の塩野彰会長らも2月の総会を終え、「若手への継承は不可欠。活躍の場が増えるよう後押ししないと」と必要性を話していた。
 11日の公演では、リベルダーデに教室を持つ赤堀雄三さんの生徒、日舞太鼓グループ「優美・喜楽」、正派ブラジル筝の会(北原民江代表)の生徒ら約50人が登場する。琉球民謡保存会や、斉藤悟琉舞道場による特別演目、公演後の午後7時から三味線、尺八などのワークショップと盛りだくさんの内容だ。
 司さんや北原さんらベテランの後押しを受け開催を迎える。両氏と共に来社したグループ「民」の西川光則、渕上広志、川添耕市郎、紀世さんは「民謡を普及させるためイベントを企画運営してきた大人の姿を見てきた。若い世代からも民謡業界を盛り上げたい」と意気込んだ。
 司さんも「ブラジル社会に民謡を広めるだけでなく、日本文化の民謡とブラジル音楽が融合する新たな時代を期待する。フルート奏者などの音楽家もおり、幅広く活躍する彼らならできると思う」と期待した。
 問い合わせは山崎さん(11・99426・5123)まで。

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