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東西南北

 ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事は21日、ネットの動画を通じて「今回の選挙で、大サンパウロ市圏で起きている水の危機問題を、政治的に悪用している人たちがいることは非常に嘆かわしい」と語り、ジウマ大統領を挑発した。同大統領は再選を目指す選挙でサンパウロ州の水不足問題を取り上げ、アウキミン知事と同党(民主社会党・PSDB)のアエシオ・ネーヴェス氏を叩く材料にしていた。「今はみんながひとつになり、連帯と責任が必要な時期なのに、それを攻撃材料にするとは。それはサンパウロ州の精神性にも反する」と同知事は不満を漏らしている。そうした不安を解消するような対策を同知事は取れるか。
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 サンパウロ州ボトゥカトゥの軍警は21日、軍警に対していたずら電話をかけ続けていた8歳の少女を補導した。軍警によると、この少女はここ8カ月のあいだに5657件のいたずら電話をかけていたという。その内容は「泥棒にあった」「すぐに助けてほしい」など。「パトカーがすぐにかけつけないといけない事件もあるのに、そのようないたずらは非常に困る」と軍警側は語っている。同軍警によると、1日に受ける通報のうち2割はいたずら電話だという。
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 欧州のサッカー・チャンピオンズ・リーグで21日、ドイツのバイエルン・ミュンヘンがイタリアのASローマを7―1で下した。奇しくもW杯でドイツがブラジルを下したときと同じスコアで、そのときのメンバーがバイエルンには多かった。またローマには、あの屈辱の試合にも出場したマイコンが在籍しているが、この日は出場せず、悪夢の再現は避けられた。

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