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憧れのリオの名所を訪問!(3)

 リオデジャネイロの旅、まだまだ続きます。ポン・ジ・アスーカルの次は、こちらも念願! コルコバードの丘へ。海抜709メートルの丘の上には、高さ30メートルの白いキリスト像がそびえ立ちます。横に広げた両手の幅は28メートル。全身にミナス・ジェライス州産の石が貼られています。
 このキリスト像は、ブラジルが独立100周年を迎えた1931年に完成しました。ちなみに2007年、インドのタージ・マハルや中国万里の長城などとともに新・世界七不思議のひとつに選ばれています。リオデジャネイロの街のあちらこちらから、このキリスト像を見ることが出来、まさに街のシンボル。その姿は、温かく街を見守っている様に見えます。
 丘の上へは、登山電車で登ります。いつもとても込み合うこの登山電車は、事前にインターネットで予約することが出来ます。こちらは登山電車乗り場。

 ここから赤い電車に乗り、20分程です。とにかくすごい人で、息子を連れながら中々写真撮影が出来ず残念。登山電車は森の中をゆっくり進みます。途中から、美しい海岸線が見えます。夜だと美しい夜景が眺めらます。
 丘の上の駅到着後、ここからが大変! キリスト像の足下へ行くには、さらにエレベーターか階段かエスカレーターで登ります。この日エレベーターとエスカレーターは長蛇の列!息子の晩ご飯やお風呂、寝る時間などなどスケジュールが詰まっていたので、並ぶ間を惜しんで8キロの息子を背負って、えっちらおっちら階段を上りました!200段ほどあったでしょうか…。ぜえぜえ言いながら上りきり、真下から見上げたキリスト像は思わず息をのむほどの迫力でした。

 キリスト像があまりに大きく、周りが狭いのでキリスト像と一緒に写真を撮るのは至難の業。

      

 写真を撮る人が地面に寝そべったり、皆あれやこれや角度を工夫して撮影していました。その神秘的な迫力と、眼下に広がる景色の素晴らしさに、時間帯を変えて何度でも来たいと思いました。
 これにて2日目は終了。リオデジャネイロの旅、次回がラストです。旅で見たその他のものや、リオデジャネイロ豆知識について書こうと思います。

プロフィール

竹内 香苗(たけうち かなえ)。愛知県出身のフリーアナウンサー。約10年間過ごしたTBSでは『はなまるマーケット』『朝ズバッ!』などに出演。夫のブラジル赴任に伴い12年に同局を退社し、ホリプロに所属。同年11月よりサンパウロ市に滞在している。

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