ホーム | 日系社会ニュース | ブルックリンに〃漫画店〃=語学学校で日本文化普及
梶原姉弟
梶原姉弟

ブルックリンに〃漫画店〃=語学学校で日本文化普及

 聖市南部のブルックリン区に新しい〃漫画店〃がオープンした。とはいえ漫画専門店ではなく、6月に開設した語学学校「SBS」のブルックリン支部の付属書店。経営するのは日系の梶原一家だ。
 ブラジル全土に40ある支部のうち、漫画を販売する唯一の支部。仏英独日スペイン語などの教科書の中に、「ドラゴンボール」「ワンピース」などポ語版漫画が並ぶ。発起人の梶原姉弟は、「漫画は語学学習にもってこい。ゆくゆくは講演会を開いたりして、漫画ファンの集まれる拠点にしたい。リベルダーデから日本文化を持ち出したい」と張り切っている。
 現在取り扱うのは80~100タイトル2千冊と小規模だが、「もうブラジル全土から注文が来ている」と梶原カチアさん(37、二世)は語る。JBC、SAMPA、CONRADなど当地の漫画出版社とは全て契約済み。消費者には直接販売しない出版社に代わり、リ区まで足を運べない消費者に漫画を広く届けたいという。
 「オンラインで売っている店もあるけど、古いものは扱っていない。需要は高いのに販売店数が足りない状態。だから、ほしい人は新刊の数倍の値段で中古品を買ったりしている」のが現状だとか。
 漫画部門を主に担当する弟のアウミールさん(35、二世)も「今は、まだ『漫画』という言葉を聞いたことがない人や、『アニメ』の原作が『漫画』だということも知らない人も結構いる。漫画の普及は文化の普及でもある」と意気込む。一冊試しに買って帰った青年が続きを毎週買いに来るなど、「反響は上々」という。
 店内の壁に設置されたタッチパネルのパソコンで気になる作品を検索したりアニメを見たり、寛ぎながら商品を選べる心地の良い空間だ。60平方米の小さな書店だが、文化拠点としての可能性は大きいようだ。

 詳細は次の通り▼住所=Rua Carolina do Sul, 74, Brooklin▼電話=11・5041・4854▼営業時間=月~金の午前9時~午後6時、土曜は午後1時まで▼サイト=www.facebook.com/sbs.brooklin

 

image_print

こちらの記事もどうぞ