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東西南北

 12日、敵地で開催されたサッカー親善試合の対トルコ戦で、ブラジル代表(セレソン)は前半から圧倒し、4―0で快勝。これでW杯後にドゥンガ監督になって以降5連勝で、しかもその間、ずっと無失点だ。10月の対日本戦で4得点を決めたネイマールはこの日も2得点を決めたが、その鮮やかなプレーぶりにはトルコの観客からも拍手が沸き起こるほどだった。そのセレソンの活躍の一方、ブラジル内ではブラジル杯の決勝第1試合が行なわれた。ベロ・オリゾンテで行なわれた宿命のライバル同志のカードは、アトレチコ・ミネイロがクルゼイロに2―0で快勝。第2試合の開催は26日となる。
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 パラグアイのイタイプ・ダムの前で、パラグアイの元従業員2人が10日と12日にみずから十字架にはり付けになった姿でデモを行なった。イタイプ・ダムはブラジルとパラグアイの両国の管理だが、ブラジル側の従業員が受けている待遇をパラグワイ側の従業員が受けていないことへの欲求不満を表した形だ。関係者によると、パラグアイの従業員には給与やボーナスの支払いが遅れ、担当地域外の労働の命令を受けるなどしていたという。パラグアイの組合は抗議の継続を希望している。
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 サンパウロ市内の約1万9千のバス停では、2015年からそのバス停にどの線が止まるのかの表を出すことが決まった。これまでは、どの便がそこに着くかを示したバス停もいくつかあったが、しっかりと表にしたものはなかった。市民としてはうれしい話だが、逆に、これまで行き先の表もなくよく運営していたものだとも思う。

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