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 コラム子の知る限り、「メロンパン」は台湾系パン屋としてはサンパウロ市4件目。残り3件は全てリベルダーデ区にある。まずは雑誌等によく登場する「イチリキ」(Rua dos Estudantes, 24)、次に知る人ぞ知る「好味一」(Doceria Hawei, Rua da Gloria, 592)と「Bunkyo」(Rua Sao Joaquim, 428)。この2件はあまり知られていないが、最近味が落ちたという噂のイチリキよりもお勧めだ。
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 台湾、日本両国の製パン技術は世界的にも評価が高いよう。4年前にパリで始まった世界一のパン職人を競う「マスター・ドゥ・ラ・ブーランジュリー」では、初回は台湾人の呉宝春さん、今年あった2回目は日本の長田有起さんが、それぞれ3部門ある内のパン部門で優勝した。当地のパンは種類も少なければ味も大雑把。味もデザインも種類もパン好きの心をわしづかみにする日本のパン。ブラジル進出したら敵なしと思うのだが…。
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 大人顔負けの歌唱力で注目を集め、昨年本格歌手修業のため日本に渡った国吉メリッサちゃん(12、三世)のデビュー準備が着々と進んでいる。作曲家の鈴木淳さん(代表作八代亜紀『なみだ橋』など)のブログによれば、11日には、作詞家の山川啓介さん(代表作岩崎宏美『聖母たちのララバイ』など)立会いのもと歌の録音が行われ、スタッフからは、「とても小学生とは信じられない!」と感動の声があがったという。聞ける日がくるのが楽しみだ。

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