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来場者にあいさつする芳誠会主
来場者にあいさつする芳誠会主

藤間流=芳之丞さん偲び踊り初め=大盛況!800人が踊り満喫=急な会場変更もトラブルなし

 藤間流日本舞踊学校(藤間芳誠会主)が11日午後、文協多目的ホール(旧体育館)で『第54回踊り初めの会』を開いた。昨年8月に逝去した創始者の藤間芳之丞さんへの顕彰の意味も込めた。名取や門下生およそ50人が約5時間にわたり踊りを披露した。過去大会は全て大講堂で行われたが屋根改修により、急遽同ホールでの開催となったものの、前回同様、約800人が訪れた。主催者は「やはり大講堂でできれば最善だった」と悔やみつつも、「お客様らには好評だったよう」と、成功に安どの表情を見せた。

非日系の少女も艶やかな衣装で舞踊を披露

非日系の少女も艶やかな衣装で舞踊を披露


 8月末に大講堂を予約していたが、文協事務局から直前になって会場変更を通達された。急な会場変更に主催者側も憤りを見せていたが、祝辞に立った文協の山下譲二副会長は、「消防法に準ずる改修が早急に必要となった」と釈明し、理解を求めた。藤間芳誠会主も、「その説明を聞いて納得している」と歩み寄りを見せ、無事に幕開けを迎えた。
 9人の団体舞踊「浪花節だよ人生は」で、一番手を務めた川端メイリさん(70、二世)は、「幕開けという立場で緊張した。でも仲間と一緒に舞台に立ち、人前で踊れて気持ちが良かった。次もがんばろう、練習に励もうという気持ちになれる」と、充実の表情で振り返った。
 友人に誘われ入門10年の経歴を持つ。「芳之丞師匠は厳しい人だったが、人前に立つ強さを持っていた。指導はもちろん挨拶、礼儀作法、時間厳守などを徹底し、それをブラジルで大切にしていた。感謝しかない」と懐古した。
 非日系のちびっこらも舞台に。6人組で組踊「花嫁人形」を披露したサンタ・イザベル在住のイザベレ・ドス・サントスちゃん(7)は、「少し緊張したけどとても上手くできた。姉に誘われ1年たつが、仲間と踊れるのでこれからもずっと続けていきたい」と、弾ける笑顔を見せた。
 フィナーレは『踊る!踊る!!踊る!!!』と題し、特別メドレーで代わる代わる演目を披露した。
 訪日の際、能楽などを鑑賞するほど日舞が好きという岡田恵子さん(67、二世)は、「古典舞踊などは日本の伝統文化を強く感じさせる。日本に行かなくても、これだけ立派な演目が見られてうれしい」と喜んだ。

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