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 山形県人会の総会に出席した、サンパウロ州タウバテ在住の海藤司理事。海藤三味線教室の代表を務める同氏は、レシフェ領事事務所の依頼により、同地で外交120周年事業の邦楽公演を行なった。「レシフェはもう3度目で今回も盛況だった。海沿いの町は大体行ったよ」と、精力的に活動しているよう。三味線の知名度が増したせいか、「ここ3、4年でサンパウロ州外活動も増えたね」とも。120周年で関連イベントの増える今年は、さらに脚光を浴びるチャンス?
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 宮城県人会の中沢宏一会長は8日、コチア青年定期総会の最後に東日本大震災4回忌追悼式を来月に控え、いわき市で作られ製造販売されている綿で出来た人形『フクシマオーガニックコットンベイブ』のプロジェクトを紹介した。福島から新しい農業と繊維産業を作り出し、地域に活気と仕事を生み出すことを目的に立ち上げられたプロジェクトだ。当地でその種を蒔いたところ、この度芽を出した。中沢会長は「震災の記憶を風化させたくない。この人形が東北の、そして日伯の交流のシンボルになれば」と話した。

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