住友ゴム工業(兵庫県神戸市)の人事総務部主幹、竹内康雄さん(61、大阪)が14日、財団法人「日伯協会」(兵庫県神戸市)の理事として来社あいさつに訪れた。14年5月30日から就任している。
8年間理事長をつとめた西村正さん(川崎重工顧問)が退任し、13年6月から三野哲治さん(住友ゴム工業会長)が7代目理事長となった関係で声が掛かったという。「長らく運営に携わっていた方ばかりで、世代交代を図りたい狙いがあったよう」と就任の経緯を説明した。
主な活動は年4回の会報発行と春、秋開催の特別展。5月下旬には笠戸丸以前の移民史に焦点を当てた展示会を準備中で、「調べてみると知らない事実も多く、外交樹立120周年に相応しいのでは」と話した。
「本社のある兵庫県はパラナ州との友好提携が45周年となった。日伯のさらなる交流深化に役立てれば」と抱負を述べた。
13年10月から稼動するパラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市にある工場を視察、池田敏雄在クリチーバ総領事とも面会するなどし、16日夜に帰国した。