ホーム | 日系社会ニュース | カンピーナス=市の底力見せる日本祭り=1万5千人来場で大盛況
開会式では主催者と来賓がずらりと並んだ
開会式では主催者と来賓がずらりと並んだ

カンピーナス=市の底力見せる日本祭り=1万5千人来場で大盛況

 カンピーナス日伯文化協会主催(花田忠義会長、白沢セシリア実行委員長)による「第11回日本祭り」が13、14日、同会館で盛大に行われた。両日とも好天に恵まれ1万5千人が来場、身動きが出来ない程の大盛況となった。実行委員は汗だくで働きながらも、晴れ晴れとした表情で喜びの悲鳴をあげていた。
 13日午前11時半からあった開会式は、林葵氏の流暢な日伯両語による見事な司会で進められた。同市役所代表の屋比久ルイス市議、本橋幹久・県連会長、渥美誠氏、長沼智之・在聖領事、松尾治・サンパウロ市文協副会長、頃末アンドレこどものその理事長、歌手の中平マリ子氏、羽藤ジョージサンパウロ州議、中山喜代治モジ文協会長、名代アルベルト・ジュンジャイ文化協会代表、梅岡ホゼリオ・ブラガンサ・パウリスタ市文協代表。野村アウレリオサンパウロ市議ら30数人の来賓の出席があり、カンピーナスの底力を感じさせた。
 その後アトラクションに移り、サンパウロ市のコロニア芸能祭に勝るとも劣らぬ名司会の進行に乗って、日本文化の真髄を遺憾なく発揮、観客全てを魅了していた。非日系からも感嘆の声が盛んに上がり、大きな拍手が送られていた。演じ物は古典技能、武術、舞踊から舞踊まで、全てが目を離せない物ばかり。これで日本祭りの本領発揮となり、一般市民にも大うけの様子だった。
 また、50以上のバザリスタが日本製品を始めとする様々な日常品を出品し、ブラジル人に人気を博していた。館外特設テント会場では主催文協婦人部と各部自慢の日本食、近郊文化団体協賛の農産物、青果物、魚、菓子、花など試食したくなる物が勢ぞろいで、大繁盛していた。
 「ムイント・オブリガード」と感謝しきり、1万5千人の来場者は2日間、心と胃袋で日本文化を堪能した。花田会長は疲れも忘れ、満面の頬笑みで会場を隈なく頭を下げて回り、来場者に礼の言葉をかけていた。14日の午後9時、花田会長の「今後もよろしくお願いします」との言葉で閉会となった。(樋口四郎通信員)

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