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東西南北

 23日午前、ヒュンダイ自動車の役員一家が、誘拐被害にあった。韓国からやってきた妻と子供2人をグアルーリョス空港まで迎えに行った役員は、帰る際にエリオ・シュミット高速道で警察のふりをして車で近づいて来た強盗に車を止められた。役員が不審に思って車を出たところ、強盗の一味が乗り込み、家族を乗せたまま逃走してしまった。怒った役員は、空手の黒帯だったこともあり、強盗と格闘し、怪我は負ったが強盗も逃げた。その後、役員は警察に通報を入れ家族の捜索にあたったところ、サンパウロ市東部のカルモ公園で車と共に無事に見つかった。犯人は別の車で、家族の荷物の一部を盗んで逃走したという。
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 保健省が管轄する狂犬病のワクチン接種キャンペーンが、サンパウロ州では当初の予定の7~9月から、早くても11月、さらに遅れる場合は16年に入ってからになるという。「その間に病気になったらどうするんだ」と飼い主たちの間に不安が広がっている。保健省によると、このキャンペーンは「伝染する危険性が高い州」に指定されている北東伯の州などが優先なのだという。理屈としては合っているのかもしれないが「遅れ」というのは嫌なものか。
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 カナダで開催中のパンアメリカン大会で、男子サッカー代表はウルグアイに、後半40分と41分に得点される大逆襲を受け、1―2で逆転負けし優勝を逃した。今大会用の22歳以下のセレソンは国外リーグで活躍中の有名選手抜きだったため期待は高くなかったが、それでも優勝すればうれしかったが。

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