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東西南北

ニッケイ新聞 2011年2月5日付け

 あのリヴァウドが決めた—。4月に39歳になる大ベテランが、サンパウロFC選手としてのデビュー戦前半11分に、多くのファンを唸らせるようなゴールを見せた。対戦相手のリネンセに先行された直後、ゴール前で受けた高めのパスを巧みにコントロールし、肉迫していた相手側デフェンダーをかわしたと思った途端、1対1で向き合う形となったキーパーの脇を抜くというもので、観衆は一様に歓声を上げた。試合もセニがペナルティを決めるなど、3対2で勝利し、ウズベキスタン滞在中の昨年8月以来初の公式戦出場となった大ベテランは、ブラジルが5度目のW杯優勝に輝いた02年以来同じ体重を維持するなど、健康管理には常に留意。38歳という異色の、だが、味のあるデビュー戦を見せてくれた。雨模様の天候のせいで観衆が1万5千人程度だったのはもったいないとエスタード紙。
     ◎
 サンパウロ市の地下鉄2号線のヴィラ・プルデンテ駅とタマンドゥアテイ駅の営業時間が本日5日から30分延びる。従来は8時半〜17時だった営業時間が8時〜17時に変更され、利用者には便利になるが、延長と同時に料金徴収も開始。サコマン以降も乗り続ける場合、一旦降りて料金を払っていたのがそのまま乗っていられるようにはなったが、昨年9月以来の蜜月は終り…。タマンドゥアテイ駅では早くも雨漏りが起きているとか。

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