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 9月20日に60周年を盛大に行う予定のコチア青年連絡協議会。会報7月号を見ると、コチア市の公園で火事や盗難の災難に見舞われていた慰霊碑やコチア産組の恩人の胸像を移転する先として、国士舘スポーツセンターと15年間の無償賃貸契約を結び、移設することになったとか。天国の産組創立者・下元健吉も、これで安心か。記念誌に掲載する原稿の呼びかけに対し、なんと90編以上集まり、ぶじに募集締め切りになったとか。今時それだけの数の原稿が寄せられる団体が他にどれだけあるだろうか。
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 この先16年間で、大気汚染によりサンパウロ州の住民25万人超が死ぬと昨年報道されたが、確かに年々空気が悪くなる。4年間市内をバス通勤しているが、夕方は特に一日の排気ガスが溜まっているせいか、ハンカチで鼻と口を覆わないと悪臭に耐えられない。大気汚染による被害は交通事故や強盗殺人と違って経過は緩やか、加害者も特定できないが、一種の人災なのでこれも「ゆるやかな殺人」か。目に見えない〃加害者〃だけに、マスク着用や戸締りなど、皆さんも自宅でできる対策はしっかりと。

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