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ウニメジのカード(Rafael Neddermeyer/Fotos Publicas)
ウニメジのカード(Rafael Neddermeyer/Fotos Publicas)

診療拒否する病院も=不安広がるウニメジ問題

 国家医療サービス監督庁(ANS)は2日、運営資金などに問題を抱える医療保険会社ウニメジ・パウリスターナ(以下UP社)に対し、10月1日までに74万4千人の顧客を他の医療保険会社に移行させるよう命じた。これを受け、UP社の加入者が検査を申し入れても予約が取れないなどの混乱が一部で広がっており、南米最大級の保険会社だけに日系加入者も相当数いるとみられる。
 伯字紙報道によれば、原則としてUP社は、顧客が利用していたプランと同じ内容の他社保険プランへ移行させねばならない。従来利用していた同じ医者に診療してもらえるプランに移す義務がUP社にはある―とのこと。
 今回の声明が発表された翌日、G1サイトによれば、消費者保護センター(プロコン)には約300件も苦情が寄せられた。苦情の内容は「病院に予約していた手術をキャンセルされた」「赤ちゃんの4カ月診断の予約を取り消された」という深刻なもの。UP社保険を使った診察を拒否する病院が増えており、不安材料になっている。
 サンパウロ市で開業する診療医の南利美医師に聞いたところ、「うちはウニメジと提携しているが、同社からは何の連絡もなかった。新聞やニュースで事態を知った」と言い、「でも、この30日間も診療を受け付けます」と答えた。
 30日間の猶予期間後に、UP社の顧客全員が無事に他社プランに移行できるのか、まだ不確定なようだ。プロコンへ相談したい人は電話151。もしくは窓口に直接出向くか、サイトから連絡することができる。
 なおリベルダーデ区のACカマルゴ癌病院、バンデイランテス病院などは昨年末、援協の日伯友好病院も6月にUP社との契約を打ち切っていた。

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