ホーム | コラム | オーリャ! | リオ警官の誤射事件に際して

リオ警官の誤射事件に際して

 日伯両国の警察の違いで一番驚くのが威圧感ではなかろうか。「北風と太陽」の寓話にあるように、日本の警察は親しみやすいお巡りさんとして市民の安全に目を光らせるが、こちらでは大きな銃を誇示してしかめ面をしている。
 先日、リオ市郊外で、油圧ジャッキを抱えバイクに乗っている2人組を見た警官が、銃を振り回していると勘違いし銃撃、2人とも死亡する事件が起こった。
 どう間違えたら油圧ジャッキを銃と勘違いするのだろう。余りの不手際に驚きを禁じえない。
 しかし、例えばリオのファベーラの治安維持部隊に配属された警官の緊張たるや、容易に想像がつかないのも事実だ。
 育成制度も万全ではなく、経験の浅いままに厳しい現場に配属される例もあると聞く。
 警備される側、警備する側、お互いの疑心暗鬼を解消する事は、警官を重装備にすることよりも余程難しい。(規)

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 「選挙対策」としてリオ直接統治を見ると?2018年3月20日 「選挙対策」としてリオ直接統治を見ると?  ここ1カ月のリオの動き、連邦政府による治安部門の直轄統治は、「選挙対策」として見ると興味深い。現政権が腕まくりして取り組んできた社会保障制度改革が、週明けの下院承認がムリだと噂され出した2月16日、テメルは突然、直接統治暫定令を出した。しかも、社会保障制度改革を通すた […]
  • リオ五輪=ラファエラを世界の頂点に=寄り添った指導者・藤井裕子=(上)=第一印象は「練習嫌い、異端」2016年9月1日 リオ五輪=ラファエラを世界の頂点に=寄り添った指導者・藤井裕子=(上)=第一印象は「練習嫌い、異端」  【リオ発】リオ五輪の柔道女子57キロ級で、ブラジルに大会初の金メダルをもたらしたラファエラ・シルバ(24)には、強力な助っ人日本人コーチの存在があった。3年前から代表チームに帯同していた藤井裕子さん(33、愛知県、旧姓・中野)が共に寄り添い歩んできたのだ。ファベーラ出身と […]
  • リオ五輪まで240日切る=会場やインフラは大丈夫?=(4・終)=強盗は日本の500倍多い=24時間緊急窓口を設置へ2015年12月15日 リオ五輪まで240日切る=会場やインフラは大丈夫?=(4・終)=強盗は日本の500倍多い=24時間緊急窓口を設置へ  11月19日午前にはリオ日本商工会議所との交流機会が持たれ、在リオ総領事館の山下祥領事(五輪パラリンピック担当)と永田浩之領事(治安担当)が治安について注意を促した。 警察庁からの出向で、テロ・治安対策を担当する永田領事は、「リオ州の殺人事件数は02年の6885件から10年後 […]
  • 大耳小耳2017年2月10日 大耳小耳  青森県弘前市とブラジル視覚障害者スポーツ連盟は、先月31日、20年東京五輪・パラリンピックの際に、ブラジルの障害者柔道チームの事前合宿を行うための協議を始める覚書に調印した。弘前市は、ブラジルに柔術を広めた故・前田光世(コンデ・コマ)の出身地。その縁から、同市が働きかけて実現 […]
  • リオ五輪邦人受入=民間合同組織3月始動へ=リオで在ブラジル公館長会議2016年1月28日 リオ五輪邦人受入=民間合同組織3月始動へ=リオで在ブラジル公館長会議  在ブラジル大使館や各地の総領事館代表者が集る公館長会議が15日、在リオ総領事館で行なわれた。主な議題は、昨年末のジウマ大統領の訪日キャンセルやリオ五輪に関するもの。3月にはリオ五輪に向けた邦人受け入れ組織を立ち上げ、民間合同で邦人保護に対応する。  梅田邦夫大使はジウマ大統 […]