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ブラジルでネット炎上の標的に

 先日TVの取材を受けた。「変わった日本人コリンチャンスファン」といった切り口で収録し、放送された。TV局がその番組をインターネットに乗せたところ、他チームファンから暴言が山の如く投稿された。知らない人によくここまで酷い事を書けるものかとあきれてしまった。
 異国で〃ネット炎上〃の主人公になるとは珍しい。「せっかくだから楽しんでやろう」と思って、反撃されないとタカをくくっている相手に「やあ僕だよ。君の投稿、あれ侮辱しているの?」とネットを通して敢えて返答を書くと、筋の通らない妙な正当化をするその人物の狼狽振りが滑稽だった。
 便利ではあるが、害悪も大きいネット社会。自分が子供の頃に無くて良かったと思うと同時に、副作用の大きさの想像もつかずにスマートフォンに夢中の知人の幼な子のことが心配になった。(規)

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