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東西南北

 現在、ブラジル内で拡大の様相を見せている、ジカウイルスに伴う赤ちゃんの小頭症だが、サンパウロ州カンピーナス在住で、妊娠初期の罹患が疑われているパトリシア・コンパッシさん(21)が5日付アゴラ紙の取材に応えている。10月に小頭症の男の子を生んだばかりのパトリシアさんは、ジカウイルスにかかった自覚症状があったという。それによると、妊娠2カ月目の4月に熱は出なかったものの、全身に発疹が出て、下痢になり、医師の診断を受けたという。そのときは「食中毒」と診断され、塗り薬をもらっただけに終わっていたという。赤ちゃんが小頭症だと診断されたのは妊娠7カ月目だったという。
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 サンパウロ州では週末にまとまった雨を見、カンタレイラ水系の降水量も7日午前9時現在で89・7ミリとなった。月初めの1週間で約90ミリの雨が降った訳だが、12月の同水系の月間平均降水量は約220ミリなので、今のペースなら3週間未満で超えることも可能だ。同水系の水位は21・2%となり、「未開の水域」分29・2%の回復まであと約8%。雨季が終わるまでに達成してほしいが、果たして。
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 6日にサッカー全国選手権の最終節が行われ、サンパウロが敵地の対ゴイアス戦を1―0で勝利した。これでサンパウロは4位が確定し、コリンチャンス、パルメイラスに続き、リベルタドーレス杯進出を決めた。一方、コリンチャンスはイタケラでアヴァイと対戦し、試合終了間際に1―1の同点にして引き分けた。勝てば残留だったアヴァイはこの痛恨ゴールで17位になり、2部降格となってしまった。

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