ホーム | 日系社会ニュース | ■ひとマチ点描■家族3人でリオ五輪目指す

■ひとマチ点描■家族3人でリオ五輪目指す

hitomachi 「ブラジルで主夫しています」と話すのは藤井陽樹(はるき)さん(28、群馬)。妻である柔道ブラジル代表のコーチ裕子(ゆうこ)さん(33、愛知)に帯同するため、支援学校教員を辞め13年に渡伯した。ブラジルで誕生した清竹(きよたけ)くん(1月に2歳)と3人でリオ暮らしをする。たまたま年末帰省した折、日本で取材した。
 裕子さんはロンドン五輪でもイギリス代表のコーチを務めており、陽樹さんが英国を旅行中に出会った。帰国後の結婚を約束するが、直後にブラジル代表コーチのオファーが来た。
 「せっかくのチャンスだし、僕もサッカー好きなんで、それほど迷いませんでした」と陽樹さんは答えるが、その眼差しは優しく強く家族を包み込む。
 道場でも3人は一緒。清竹くんは「ジョアン」の愛称で呼ばれ、選手の人気者。「気持ちが乗らないと練習のやる気がないのがブラジル人らしい。でも最近調子が上がっているから期待できます」と裕子さん。家族3人でリオ五輪を目指す! (郁)

image_print