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ボリビア生まれだが、日本語しか話せない若者

 聖市文協、コチア青年が還暦を迎えた昨年、お隣の国ボリビアのサンファン移住地でも同じ節目を迎えていた。ふとした出会いから、同国の戦後移住地が抱える問題について知らされた。
 先日の「日系農業会議」で同地二世の男性に話を聞くと、「日本語しか話せない若者が多い。将来彼らはどうやって暮らすのか」という。入植60年―10、20代を迎える三世のことだ。
 彼本人は日西葡語が堪能だが、その10代の子ども達は西語のみ、「それでいいと思う」と言い切る。「親の教育次第」という言葉には、子供にどこの国に住んでほしいか親がしっかり考えるべき―という移民らしい哲学が込められている。
 同地ではデカセギによる空洞化が大きな問題だと聞いているが、金銭的な事情だけが訪日の理由ではないと知った。他国のどの都市よりも、日本との距離が近いのかもしれない。(桃)

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