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東西南北

 4日付伯字紙によると、近年のサンパウロ州で行方不明になっている人の10人に4人は未成年者であることがわかった。これは、サンパウロ州検察局の行方不明者捜索プログラム(Plid)の一環で行われた調査だが、それによると2013年以降、サンパウロ州で行方不明になった人は1万7939人で、現在も9552人の所在がわかっていないという。男女比率は57%と43%で、世代別に見ると、11歳以下が全体の9%、最も多い12~17歳が33%に上っている。多くの若者が犯罪の犠牲になっている可能性をうかがわせるが、それ以前に行方不明者の多さも衝撃的だ。
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 1日、フェルナンド・ハダジサンパウロ市市長は、サンパウロ市内で行われた様々な式典や行事に朝から参加し、大忙しだった。その数、実に九つ。その中に含まれていたのは。サンパウロ連邦大学の新キャンパスのお披露目式や灌漑新施設の見学、セントロでの司法解決センターの開設式、サンパウロ市でははじめてとなるLGBTセンターの開設式まであった。選挙キャンペーン期間に入るとこうした活動は一切禁じられるため、一気にこなした。これからは厳しい選挙戦がはじまる。
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 3日のサッカーの全国選手権、本拠地イタケーラでのフラメンゴ戦に臨んだコリンチャンスは、パラグアイ人のストライカー、アンヘル・ロメロの2得点の活躍などで4―0で快勝し、首位パルメイラスに勝ち点差なしの2位に迫った。逆に、今週のリベルタドーレス杯に備え、控えメンバーで戦ったサンパウロは0―1でポンテ・プレッタに敗退し、10位に後退した。

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