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日本人教会としてのこだわり

 「同じ50年だけど随分違うよね」。そんな声をサンパウロ福音教会の設立50周年礼拝で聞いた。同じ歴史を持つ日系教会に通う列席者が、記念誌を手に記者につぶやいた。
 日本人教会として歩みを貫いた歴史、日語のみの記念誌、ほぼ全てが日語進行だった礼拝に対する称賛の声だった。当初の志を守ってきたからできたことだと思う。
 ただし、その言葉の裏には、日語にこだわった余り後継が育っていないという憂慮も含まれていた。当日は若い日系もお手伝いしていたが、聞けば近隣からの助っ人だった。他の日系教会は世代交代が進んでいるらしい。
 10年後も、こうしてお祝いできるだろうか―と気がかりになった。半世紀という節目を祝った日本人教会は、同時に一つの転換期も迎えているのかもしれない。(祐)

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