ホーム | 日系社会ニュース | ホピ・ハリ転落死事故=従業員3人に有罪判決

ホピ・ハリ転落死事故=従業員3人に有罪判決

 【既報関連】2012年2月、サンパウロ州ヴィニェド市の遊園地『ホピ・ハリ』で人気遊具から転落死した西村ガブリエラ・ゆかりさん(享年12、三世)の公判が、サンパウロ州司法裁判所(TJSP)で1月26日に行なわれ、従業員の3人だけに禁固2年8カ月の判決が言い渡されたと27日付G1サイトなどが報じた。
 訴えられている12人中、事件当時、従業員だった8人の判決が今回下された。公判は2014年4月に始まり、3年目に初判決が下った。無罪判決を受けた従業員に関して、検察側が上告することも予想される。
 西村さんは静岡県内で就労する両親に育てられ、一時帰省していた。同遊園地に遊びに行き、23階建てビルに相当する遊具「エッフェル塔」に乗ったが、シートベルト(固定具)が不安定で飛び出した形になり転落死した。
 被告らは過失致死罪で禁固を言い渡されたが、刑期が短いために実際には刑務所に収監されず、その期間、地域への社会奉仕活動をし、公益団体へ1最低給与の支払いをすることで代替される。
 今回有罪判決を言い渡された3人は、事件当日「10年以上使用されず、シートベルトの安全性が確認されていない椅子の使用禁止を呼びかけなかった」とされている。残りの従業員5人は無罪を言い渡された。
 アルマンド・ペレイラ・フィーリョ元社長や他役員ら経営陣の4人に関しては、期限なしで審議が続けられる。経営陣4人は弁護士の訴えにより、2014年8月に連邦司法裁判所(TJ)の判断でいったん公訴から外されていた。しかし、被害者側弁護士からの訴えで、16年8月に連邦司法高等裁判所(STJ)が再び審議に入れる判断を下していた。
 同G1記事によれば、ロジェリオ・サンチェス検察官は「過失致死罪の最高刑は3年なので2年8カ月は妥当」とし今判決を歓迎している。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 《ブラジル》日本企業8社=説明会の手応えは十分=直接雇用、長く働く人希望=「技術の継承が悩み」2017年5月24日 《ブラジル》日本企業8社=説明会の手応えは十分=直接雇用、長く働く人希望=「技術の継承が悩み」  日本の経済産業省が主催する『合同企業説明会』が19から21日の間、サンパウロ市の文協とマリンガ市内ホテルで計3回開催され、合計の来場者は予想をはるかに超える267人だった。日本の素形材産業関連企業8社が参画し、直接雇用を前提に来場した求職者と直接面談を行ない、当地の状 […]
  • 《ブラジル》ミスニッケイ・オザスコ=タイナ・アケミさんに栄冠=美の秘訣は自信と笑顔2017年5月24日 《ブラジル》ミスニッケイ・オザスコ=タイナ・アケミさんに栄冠=美の秘訣は自信と笑顔  オザスコ日伯文化体育協会(ACENBO、荒木進会長)が主催する『2017年度ミス日系オザスコ』が20日夜同会館で開催され、12人の候補者が今年も美を競いあった。会場には家族や友人など約200人が駆けつけ、舞台には熱い声援が送られた。  轟太鼓の迫力ある演奏が舞台に花 […]
  • ■ひとマチ点描■結婚式のあでやかな着物展示2017年5月23日 ■ひとマチ点描■結婚式のあでやかな着物展示  ブラジル日本移民史料館では、文協ビル3階にあるショーケースで「結婚式の着物」の企画展示をしている。見学は無料。平日と土曜の史料館事務所の営業時間帯のみ見学できる。普通は入れない場所にあるため、3階でエレベーターを降りてすぐにある事務所で申し込みを。  さらに特別企画 […]
  • モニカ作者=特製ロゴで在日伯人の支援=地域住民との共存目指し2017年5月23日 モニカ作者=特製ロゴで在日伯人の支援=地域住民との共存目指し  ブラジルの国民的人気漫画『モニカ』の作者マウリシオ・デ・ソウザさん(81)は3月、滋賀県湖南市で地域との交流をする日系人市民グループ『カリーニョ』(高橋ファビオ代表)の活動支援のため、特製ロゴを無償提供した。 […]
  • ■訃報■本紙パラー州通信員の下小薗昭仁さん2019年5月24日 ■訃報■本紙パラー州通信員の下小薗昭仁さん  【既報関連】本紙のパラー州通信員の下小薗昭仁さんが22日午前8時半、同州ベレンのアマゾニア病院で亡くなった。享年81。死因は肺炎の悪化によるもの。  下小薗さんは1937年8月29日生まれ、鹿児島県伊佐市出身。20歳、1957年10月にアマパー州マザゴン植民地へ入植した。 […]