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東西南北

 サンパウロ市交通公社によると、ジョアン・ドリア・サンパウロ市市長が速度制限を緩めてから2カ月目(2月24日~3月25日)におけるマルジナル・チエテの交通事故の件数が、1カ月目(1月25日~2月23日)の106件から117件にと10・4%増えていたことがわかった。ハダジ政権が速度制限を厳しくしたのは2015年のことで、昨年の1月25日~2月23日は交通事故が45件しか起きていなかった。速度制限緩和後2カ月目の事故のうち、79%はバイクによる事故だったという。市は今回の事故数増加について「フェリアス(休日)が多かったことも原因にあった」としているが、改善はなるか。
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 そのドリア市政だが、1月10日からはじまった、夜間などの利用者の少ない時間帯を利用して検査を行う「コルジャン」という保健政策により、現在までに、ハダジ政権がやり損ねた48万5千件の検査のうち、半分以上にあたる24万9千件を終えたとの発表が4日にあった。同市政によると、上半期までには「コルジャンの手術版」を発表し、前政権の際にやり損ねていた手術に対応するという。今後の進展やいかに。
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 全国選手権こそオフだが、各州の選手権やリベルタドーレス杯、ブラジル杯は同時進行中と、相変わらず過密スケジュールなブラジル・サッカー界。今日はリ杯にあと少しで手が届かなかった南米のクラブによる「南米杯」の試合が行われ、コリンチャンスとサンパウロがそれぞれ試合を行う。チームとしても、どの大会のどの試合を優先し、どこで誰を使うかなど、調整に迷うところか。

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