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東西南北

9月13日(土)

 公安局、警察監察課は十一日、サンパウロ市にあるピニェイロス第三留置場を一斉捜査し、機関銃二丁、短銃二丁、三十八口径のけん銃一丁を押収した。拘置されていた五人が武器不法所持の容疑で取り調べを受けた。当局は数日前から武器の存在を感知しており、留置場職員の中に武器入手を手助けした者がいるとみている。
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 聴覚障害者のための電話が九日、パウリスタ都電公社(CPTM)のバーラ・フンダ駅に設置された。文字を打ち込む板と画面で会話する。耳の不自由な人は、この装置を使ってろうあ者と手話で直接対話することも可能だ。聴覚に問題のない人と話す場合は、仲介者を呼び出して話すこともできる。
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 サンパウロ市の調査で、サンパウロ市東部イタケーラ区は経済発展の条件が最もそろっていることが分かった。新しい産業を起こすための土地があり、グアルーリョス空港およびサントス港へ通じる道路が通っている。イタケーラ区はサンパウロ市東部開発計画の核として既にスタートしている。健康、教育、道路整備の公共投資が行われている。
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 十日の雨で、サンパウロ市は百五十四キロにわたって車が渋滞した。これは今年、二番目に長い記録となった。交通局は、雨だけでなく車の数が多すぎることも渋滞の原因と指摘している。道路が滑りやすくなっていたにもかかわらず大きな事故はなく、浸水届けもなかった。
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 サンパウロ市の最低気温は、十日の一九・二度から十一日の九・四度と十度も下がった。気象観測所によれば、サンパウロ州はさらに下がると予測している。南極の気団が南東伯を覆っており、十四日に雨が降って天候が変わる。

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