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東西南北

 4日夜に弊紙サイトにも掲載した、人気俳優のジョゼ・マイエル(67)の、衣装担当の女性に対するセクハラが社会問題化している。現地紙などが、有名女優をはじめとするテレビ関係の女性が一斉にセクハラ防止キャンペーンのTシャツを着はじめたと報じたことが、彼が猥褻行為を事実と認める引き金になった。その後も、人気女優のカミーラ・ピタンガが「自分も彼から10年以上前にセクハラを受けた」と告白したのを受け、マイエルが「自分はセクハラをする世代なもので」と謝罪。それを聞いたグローボ局女性キャスターが「世代ではなく人格の問題」と批判するなど、騒ぎは続いている。マイエルが当初、事実を否認していたことも事態を悪くした。
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 昨日付本頁で、リオデジャネイロ市の13歳少女が、学校の体育実技の最中に軍警の放った銃弾に当たって死亡した事件を伝えたが、その事件が起きた4日後の今月3日、先の事件が起こったのと同じ、リオ市北部アカリ地区で、またしても13歳の少女が殺害される事件が起こった。この少女は家の前に居た時に胸と腕に銃弾を受け、病院に運ばれたが死亡した。胸に当たった弾は貫通していた。日常空間でここまで銃弾が飛び交うのはおかしい。地区の浄化が必要では。
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 本日付本頁でも報じているUberは、今や全国各地で国民の足として機能しており、今後の行方が注目される。タクシー業界の言い分もわかるが、どこの家計も苦しい中、低価格の料金と呼びやすさが損なわれる可能性が生じるのは厳しいところ。全国的なデモを引き起こすような事態にならなければ良いが。

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