20日、ルーラ元大統領(労働者党・PT)が真の所有者とされるサンパウロ州グアルジャーの三層住宅疑惑に関し、建設大手OAS社元社長のレオ・ピニェイロス被告がパラナ州連邦地裁で、「三層住宅はルーラ氏のものだ」と認める発言を正式に行った。21日付現地紙が報じている。
ルーラ氏は、オデブレヒト社のラヴァ・ジャット作戦(LJ)での報奨付供述(デラソン・プレミアーダ)でも、サンパウロ州アチバイアの別荘や農園改築は同社の負担で、過去の事業で受けた恩恵への見返りとしてプレゼント同然に行われたと証言されたばかりだ。今回は、もうひとつの疑惑の争点であるグアルジャーの三層住宅の件でも、LJの別の疑惑企業の重鎮から爆弾発言を受けたことになる。