【既報関連】パラナ州クリチーバの連邦地裁で10日、セルジオ・モロ判事が、収賄と資金洗浄の容疑で起訴されたルーラ元大統領(労働者党・PT)に対する本人尋問を行ったが、同被告は5時間にわたる尋問中、常に、建設大手OAS社からの賄賂としてサンパウロ州グアルジャー市の高級三層住宅を受け取った事を否定したと、11日付現地各紙が報じた。
検察は、グアルジャー市の三層住宅は、OAS社が石油公社ペトロブラス(PB)社との事業契約締結の見返りにルーラ氏に寄贈したもので、一般型から三層住宅へのランクアップ時の差額や改修費、ルーラ被告の私物保管料を含む総額370万レアル相当の経費は賄賂の一部だったとしている。