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母の後ろ姿見てルーツに興味

 「婦人パワーで県人会を元気にしよう」――25日に沖縄県人会館で行われた婦人親睦デー芸能祭で約300用意された席は早々に埋まり、手伝いの琉球国祭り太鼓の若者が忙しく椅子を増やしていった。
 会場後方で鑑賞していた眞榮平カオリさん(23、二世)、アユミさん(14、同)姉妹は県人会イベントに初参加で、来月から琉球国祭り太鼓に参加する。「母が婦人会で活動する姿を見て、自分達のルーツに興味を持った」と理由を話した。
 同イベントの中心は婦人だが、具志堅シゲコ実行委員長によると「若者に活動を伝える」ことも目的の一つだ。琉球民謡青年保存会が演奏するカチャーシーで幕を閉じた。
 婦人の集まるイベントが若者の演奏で終了、まるで次世代へ「バトンを渡す」ということを表現したかのようだ。また沖縄県人会の結束の強さを見た気がした。(雪)

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