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東西南北

 6月30日、マルコ・アウレーリオ・メロ最高裁判事がアエシオ・ネーヴェス上議の停職を解く命令を出した。同判事は検察庁が求めていた逮捕請求も棄却、現在自宅軟禁中の同氏の姉や従兄弟らとの接触禁止や国外逃亡を防ぐためのパスポート没収なども解いた。同判事は、ミナス・ジェライス州元知事や大統領選で次点となった実績などをあげ、「国民の評による信頼度を考慮して」この結論に至ったという。JBS社のデラソン絡みの判断はエジソン・ファキン判事が下したが、アエシオ氏の件は報告官が変わり、今回の判断となった。同氏への逮捕請求などの審理は8月に行われる。ラヴァ・ジャットの他の容疑が晴れたわけではないが。同氏の事態はだいぶ好転したか。
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 サンパウロ市市議会で6月30日、同市の伝統的なサッカー競技場パカエンブー・スタジアム民営化案が37対10(白票10)で初回承認された。まだ本決まりではなく、民営化案などを受け付けている段階だ。近隣住民は民営化に伴う交通や騒音などの問題を危惧している。また、同スタジアムには特定の所属チームがなく、試合数やコンサートなどのイベントなどをどう増やすかなどの課題も残されている。
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 2017年も上半期が終わり、今日から下半期がスタートする。サンパウロ州の公約では、サンパウロ市地下鉄5号線のアドルフォ・ピニェイロ駅から東にアウト・ダ・ボア・ヴィスタ、ボルバ・ガト、ブルックリンの3駅の運行が今月中にはじまるはずだが、現時点で開通の話はない。5月には試験運転を行っているが、はたして…。

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