【サンパウロ共同】海外最大の日系人社会があるブラジル・サンパウロで、毎年恒例の日本文化紹介イベント「フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)」の開幕式が8日開かれた。今年で20回目を迎え、会場は伝統芸能のステージや日本各地の和食の屋台などを目当てに日系人や日本好きのブラジル人らでにぎわった。
日本祭りは7~9日の日程。開幕式では、主催のブラジル日本都道府県人会連合会の山田康夫会長が「2018年は日本人のブラジル移住から110周年の節目。今年の祭りは来年につなげる重要な意味を持つ」とあいさつ。細田健一農林水産政務官も出席し、和食や日本産品の魅力をアピールした。
小学5年生から高校1年まで長野県諏訪市で過ごしたという日系二世の服部ブルナ小百合さん(23)は会場で「日本食が楽しみで来た。みたらし団子を食べるつもりです」と話した。
海外で最大の日本祭りとされ、3日間の予想来場者数は約18万人。日本各地の和太鼓や民謡などのショーやラジオ体操のほか、ミス日系ブラジルやコスプレのコンテストも行われた。
- 最も広い企業ブースを作り、広報に力をいれたHONDA
- キリン「一番絞り」ブース
- 生け花展内で行われた生け花教室
- 楽しそうな健康体操には、若者も飛び入り参加
- 本場の歌声を披露する日本民謡協会の使節団の皆さん
- ブラジル日本交流協会は、仮設住宅に住む被災老人が作った布地蔵を販売して、東日本大震災の復興支援をした
- NHK/バンデイランテスTV局のブースでは、ブラジル人が殺到して漢字体験をし、張り出しきれないぐらいの作品を書いていた
- 手作りの美味しい加工食品が飛ぶように売れていた農協婦人部連合会(ADESC)
- 1分間で箸を使っていくつフェイジョンを拾えるかを競うコンテスト
若者が大活躍! アニメや特撮映画の主人公などになりきったコスプレーヤーたち