ブラジルは世界有数の穀物生産国だが、内陸部で収穫された穀物を港まで運ぶためのインフラ設備が著しく脆弱だ。これを受け、米国の穀物メジャーなどが立てた、ブラジル中西部マット・グロッソ州の一大穀倉地帯でとれた大豆を北部に運ぶための鉄道敷設計画に、国内外の企業や投資家グループが興味を示していると17日付現地紙が報じた。
ADMやブンゲ、カーギルなどの穀物メジャーが立案したブラジル北部への鉄道敷設計画は、フェログランと呼ばれる。コーザングループの鉄道会社RumoALLも、マット・グロッソ州内の線をロンドノ・ポリス市からソリーゾ市まで600キロ延長することを計画している。