ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 議会では政治改革を審議中だが、18年の選挙に向け、ラヴァ・ジャットなどでついた汚名を返上しようとばかりに、党名変更を希望している政党が多いという。それによると、民主運動党(PMDB)が旧名でもある民主運動(MDB)、進歩党(PP)が「進歩者」、全国環境党(PEN)が「愛国者」、民主党(DEM)が「変革」もしくは「民主前線(FD)」などに替えたがっているといい、とりわけ「政党」を意味する「P(パルチード)」を取りたがっているという。有権者にとってみれば、政党の名前よりも変革の中身の方が大切な気もするが、改名は果たしてうまくいくか。
     ◎
 ここのところ、サンパウロ州では、夫が妻を殺害する事件が相次いでいるが、23日にもマウアー市で、26歳の夫が、1歳になる娘の目の前で、20歳の妻の頭を銃で撃って死亡させる事件が起きた。これで20~23日の4日間だけで、6人もの妻が夫に殺されたことになる。最近になってこうした事件が注目を浴びやすくなったのは確かだが、こうした犯罪の数そのものが増えていることも確かなようだ。「マシズモ(男性優位主義)」の問題解消のためにも、何とかしたい問題だ。
     ◎
 この週末はサッカーの全国選手権第22節が行われる。サンパウロ市民には、アリアンツ・パルケで行われるパルメイラス対サンパウロが注目だ。2部降格圏の17位に沈むサンパウロとしては、ライバルに勝って勢いをつけたい。優勝候補筆頭の前評判にも関わらず、調子の上がらないパルメイラスファンには、結果に関わりなく自制を求めたい。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 東西南北2016年10月5日 東西南北  2日の選挙の余韻をまだ引きずっているブラジルだが、それと同時にいろんなこぼれ話も出てきている。まず、サンパウロ州カシア・ドス・コケイロスでは、「ジウマ・クーニャ」と名乗る女性教師が出馬して、見事、市長に当選した。罷免されたばかりの前大統領や前下院議長と同じ名前でも市民は気にし […]
  • 東西南北2018年10月6日 東西南北  大統領選の投票もいよいよ明日に迫った。今回の大統領選は、問題発言の多さで有名な極右のボルソナロ氏と、ラヴァ・ジャット作戦の影響もあり、政権を追われていたはずの労働者党(PT)のハダジ氏という、両極の対決ということになり、これまで以上に行方の気になる戦いとなっている。ここのとこ […]
  • 東西南北2018年9月29日 東西南北  本日付で報じているヴェージャ誌のボルソナロ氏のスクープは強い波紋を投げかけている。同氏は「汚職をしない」というイメージを売りにしていたため、影響は決して小さくはないだろう。ヴェージャ誌といえば、2014年の大統領選直前には、「ルーラ氏はラヴァ・ジャットの汚職を知っていた」とい […]
  • 東西南北2018年8月14日 東西南北  このところ、サンパウロ大都市圏内では、携帯電話を目当てにした、青少年に対する強盗殺人が相次ぎ、問題となっている。9日夜にはサントアンドレで、通学途中のパウラ・デ・フレイタス・シウヴァさん(18)が、近づいて来た強盗に携帯を差し出したにもかかわらず、胸を撃たれ、死亡した。翌10 […]
  • 東西南北2018年3月29日 東西南北  28日付現地紙では、ルーラ元大統領と、最高裁でのラヴァ・ジャット作戦担当報告官のエジソン・ファキン判事の双方が脅しにあったことが報じられた。それだけ、国内の政治に関して、両極化した勢力の緊張感が高まっているということなのだろうが、当人たちの命まで脅かすような行為をとることは、 […]