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ブラジルの自殺者は45分に1人=9月は世界自殺予防月間

 10日が世界自殺予防デーである事を受け、ブラジルでも、自殺を予防するために周囲の人々に注意を呼びかけるキャンペーンが行われている。
 「黄色い9月」と題するキャンペーンは、命の価値回復センター(CVV)や連邦医師審議会、全国精神医学会が2014年に始めたものだ。
 5月25日に上院社会問題委員会(CAS)が発表した数字によると、世界では40秒に1人、伯国では45分に1人の自殺者が出ている。
 ブラジリア精神医学会(APBr)のマリア・ジウマ・アウヴェス会長によると、ブラジルは世界で8番目に自殺者が多い国で、2012年の自殺者は2000年より10・4%増えており、その30%は青年だ。同氏は、ブラジルの自殺者は2020年までに5割増となる可能性があると警鐘を鳴らしている。
 同学会のカルロス・ギリェルメ・ダ・シウヴァ理事によると、若者の自殺者は1995年以降、急激に増えている。サンパウロ市での1996年~2002年の自殺者の66%は5~44歳だった。
 青年が自殺する主な原因は、親に捨てられた、両親の離婚、親や親戚、友人などの身近な人の自殺、薬物依存症などで、15~19歳の少女の場合は妊娠や流産が引き金となる例も多い。また、近年は「青い鯨(バレイア・アズル)ゲーム」に挑発された自殺者の増加も問題視されている。
 同理事は、これまでは積極的に参加していた事に参加しなくなる、学校を休みがちになる、一人になりたがるなど、学校や家庭での様子に変化があった時は特に注意するよう呼びかけている。
 保健省で精神医療を担当するキリノ・コルデイロ・ジュニオル氏は、自殺者はほぼ全員、何らかの精神的な変化を見せると警告する一方、周囲の人の協力で防げる自殺も多いと呼びかけている。

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