ホーム | ブラジル国内ニュース | リオ市=ロッシーニャで再び銃声=軍撤退後の懸念が現実に

リオ市=ロッシーニャで再び銃声=軍撤退後の懸念が現実に

 【既報関連】9月22日に軍兵士950人が派遣され、一旦は銃声が途絶えていたリオ市南部のロッシーニャで、10月1、2日に銃撃戦が再発していると2日付現地紙、サイトが報じた。
 ロッシーニャはブラジル最大のファヴェーラで、9月17日に同市第2勢力を誇る麻薬密売組織のアミーゴ・ドス・アミーゴス(ADA)の内部抗争による銃撃戦が起きてから、治安が悪化。銃撃戦が連日続いたため、州知事が軍派遣を要請し、9月22日に3軍兵士950人が到着した。
 それ以来、軍が同地区を包囲した上で、警察と軍の一部がADAの根城や構成員の捜索を行ったため、同地区ADAのボス、ロジェリオ・ダ・シウヴァ(通称ロジェリオ157)らの密売者が逃亡。一度は落ち着きを取り戻したかに見えた。
 このため、9月28日に国防相が軍兵士らの撤退を発表し、29日に撤退が行われた。
 だが、軍兵士に代わって軍警500人が増員されたものの、地区内の治安は再び不安定になり、1日と2日は、犯罪者らと軍警の間での銃撃戦が繰り返された。今回の銃撃戦は、軍警や市警による武器や麻薬、密売者の捜索への反撃行為だ。
 ロッシーニャでは9月30日、ロジェリオが謳い文句にしている「イエスはこの場所の主」との言葉と共に、ガス代値上げは、連邦刑務所に投獄中のADA元首領のアントニオ・フランシスコ・ロペス(通称ネン)が命じたもので、今後はもう起こらないと記された、ガス代値下げを報じる横断幕が各所に見られた。ロジェリオの命令で掲げられたものと見られる幕は警察が回収し、事実関係を調べている。当地区では、17日にネン派のADA構成員が侵入して以来、ガスボンベが90レアルに値上がりしていたが、75レアルに下げるという。リオ市内での価格は50レアルかそれより少し高い程度だ。
 同地区から逃亡したはずのロジェリオが再び影響力を行使し始めたのを示すかの如き銃撃戦に、地元住民は不安の色を隠せないが、2日は銃撃戦にも関わらず、保健所などの医療機関や学校は通常通り機能している。

image_print

こちらの記事もどうぞ