ホーム | コラム | オーリャ! | バーに流れる日本の童謡

バーに流れる日本の童謡

 聖市内のとあるバーで、1日、歌手ヘナート・ブラス(48)のライブが行なわれた。30人ほどが食事を楽しみながら、温かみのある歌声と繊細なギターの音色に聞き入った。ブラスは過去に3回来日公演を行なっており、来月も日本各地で演奏する予定だ。
 ライブでは、童謡「故郷」を日語で披露。日語は挨拶程度しか話せないが、知人の日系人から教わって練習したとか。演奏を聴いた旅行者の邦人女性は「サンパウロは第二の故郷と思うほど好きな街。ずっとここにいたいという思いから泣いてしまった」と話した。
 ブラスは童謡について「伯音楽のショーロと似ている」という。「ショーロは『泣く』という意味。童謡とショーロは音楽性が全然違うのに、同じ様な感情が沸上ってくる」と話す。
 ライブ終了後、「赤とんぼ」「七つの子」等も披露。子供の時に慣れ親しんだ曲がこんな形で愛されているとは。柔らかな曲調は思いの外、バーのクラシックな雰囲気に似つかわしかった。(陸)

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 日本宗教がディズニー監督の心の支え2017年5月23日 日本宗教がディズニー監督の心の支え  ブラジル人初のディズニーアニメ映画監督となった松田レオナルドさんとの取材後、「もしも書きたければ、私が創価学会で仏教を学んでいることを記事に加えても大丈夫です」と松田さんからメールが入った。  調べてみると同学会のニュースサイト「SEIKYO Online」に3月27日付け […]
  • コラム オーリャ!2004年12月28日 コラム オーリャ!  一年の終わりにこんな結末が用意されていたとは誰が想像しただろう。スマトラ沖地震のニュースは世間のクリスマス明けの穏やかな気分を一転させ、地震被害の悲惨さを改めて認識させた。 […]
  • インジオの弔いの儀式2019年5月18日 インジオの弔いの儀式  トレンディ・ツーリズモの「インディオツアー」にオーリャ子も取材で同行し、インジオ部族の一つ「クイクロ族」の伝統舞踊を見る機会があった。歓迎を表す舞踊や、亡くなった仲間の一周忌に行う儀式「クアルッピ」を披露していた。  クアルッピは通常2日間行われるという。死者を模した木材に […]
  • 反応が大胆な映画鑑賞者2019年5月11日 反応が大胆な映画鑑賞者  来伯して1か月、先日初めて映画館に行った。「世界最大の日系社会があるのだから、日本語の吹き替えや字幕がついた映画が上映されているのでは」と期待して探したが見つからなかった。  仕方なくポ語字幕がついたアメリカ映画を選び、チケット窓口では携帯の翻訳アプリを使ってやり取りして、 […]
  • “人たらし”な魅力2019年5月8日 “人たらし”な魅力  伯国日本語センターの日下野良武理事長は就任直後の昨年4月、活動の3本柱の一つとして「日本との連携強化」を挙げた。その後すぐに訪日し、日本政府へ支援を訴えた。今年で77歳を迎える同氏の行動力には、いつも刺激を受ける。  日下野理事長はかつてサンパウロ新聞専務を務めた経験があり […]