ホーム | ブラジル国内ニュース | 《ブラジル》雇用形態の変化が年金直撃=独立事業主増が国の重荷に=社会保障費の高額負担者減=私的年金などの備えは脆弱

《ブラジル》雇用形態の変化が年金直撃=独立事業主増が国の重荷に=社会保障費の高額負担者減=私的年金などの備えは脆弱

テメル大統領(Marcos Corrêa/PR)

テメル大統領(Marcos Corrêa/PR)

 【既報関連】ブラジル政府が年内下院承認を目指すも、審議の越年が確定した社会保障制度改革の問題だが、ここ20年間のブラジル労働市場における雇用形態の変化が無年金層を拡大させ、社会保障制度に関連した国庫負債を拡大させていると17日付現地紙が報じた。

 国立社会保険院(INSS)のデータは、比較的高額な給与を得て、社会保障費も多く負担する層が減少した事を物語る。1996年から2005年にかけて、7最賃を受け取っている層は全体の14%から、4・8%へと減少した。さらに上の層(15最賃以上を受け取っている層)は33%減少した。

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