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ゴールデン・グローブ=ブラジル人監督の「2人のローマ教皇」を作品賞にノミネート=あの「シティ・オブ・ゴッド」のメイレレス

 9日、「アカデミー賞」と並ぶ、アメリカの代表的な映画賞「ゴールデン・グローブ」で、ブラジル人映画監督のフェルナンド・メイレレスが監督した映画「2人のローマ教皇」が、最大賞の作品賞をはじめ、4部門でノミネートされた。
 「2人のローマ教皇」がノミネートされたのは、作品賞(ドラマ部門)、主演男優賞(ドラマ)でのジョナサン・プライス、助演男優賞でのアンソニー・ホプキンス、脚本賞の4部門だ。
 メイレレスがゴールデン・グローブでノミネートされるのは、外国語映画賞にノミネートされた2004年の「シティ・オブ・ゴッド」、作品賞、監督賞、助演女優賞でノミネートされた2006年の「ナイロビの蜂」に続く、3作目となる。「ナイロビの蜂」では、レイチェル・ワイズが助演女優賞を受賞している。
 この映画は、2012年の、現フランシスコ法王(当時ホルへ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿)と、当時の法王ベネディクト16世との関係を描いた作品で、主役の扱いは現法王となる。
 今回のノミネートに関して、メイレレスは「今回の映画はかなりマニアックなテーマだと思っていたが、僕は間違っていたようだ」と、予想外のノミネートに驚きを隠せていない。
 また、今回の作品賞ドラマ部門には、マーティン・スコセッシをはじめ、名だたる映画監督の作品が名を連ねていることもあり、「僕がずっと昔から尊敬してきた映画人たちが素晴らしい映画を作ってきた。その中に入れてもらえて光栄だ」と喜びを語った。
 メイレレスはこの作品を昨今のブラジルの状況にからめ、「この映画のテーマは忍耐と赦しだ。それはまさに、ここ最近のブラジルに欠けていることだ」として、しばし「憎悪の政権」とも呼ばれるボウソナロ大統領の極右政権を揶揄した。
 メイレレスはこのノミネートに喜び、自身のツイッターで「ゴールデン・グローブのノミネート作、絶賛公開中」とのツイートを流した。
 この映画は本来なら、動画配信サービス「ネットフリックス」で、全世界的に今月20日に公開されるが、ブラジルではサンパウロ市の映画館ベラ・アルテスで限定公開されている。
 ゴールデン・グローブの授賞式は1月5日にロサンゼルスで行われる。(9日付G1サイトなどより)

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