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2月 2018の記事一覧

UCES総会=110周年、創立70周年11月に=節目の記念式典、準備開始=山村会長続投、5期目へ

続投が決定した山村会長(右から3人目)

 聖南西文化体育連盟(UCES、山村敏明会長)は1月27日、イビウナ文化協会会館で2018年定期総会を行った。役員選挙では山村会長(レジストロ)の続投が決まり、5期目となった。今年の日本移民110周年とUCES設立70周年の記念式典の日程も話し合われ、11月4日にピエダーデ文協会館で行なうことが決定された。  日本移民110周年 ...

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半沢友三郎の壮絶な戦時体験=フィリピンの戦いとブラジル移住=(10)=ブラジル移住を決心

第13航ぶらじる丸移住者らの集合写真(中段左2人目から友三郎さん、久四郎さん)

 戦争の記憶を語り終えた半沢さんは「戦争っていうのは、もう…」と考え込むように口を噤んだ。「誰それがどんな風に死んだとか、しょっちゅう聞いて、自分らもそろそろ終わりかと思っていた。戦争中、逃げるために自分の赤ん坊を殺した人もいた。酷いものだった」と回想し、呟くように「戦争っていうのは、ひどいですよ」と繰り返した。  母方の祖母は ...

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東洋街路上カーニバル、今週末=熱い3日間で、民族の調和を!

東洋街で開催された路上カーニバルの様子

 真夏の大祭典であるカーニバルが一週間後に控えるなか、今週末の2、3、4日の3日間にかけて、『東洋街・路上カーニバル』が開催される。サンパウロ市主催で、野村アウレリオ市議の支援により実現したもの。  これは、サンパウロ州路上カーニバル・ブロッコ連盟の公認ブロッコ。サンパウロ州全体では、同連盟公認ブロッコは280に及び、非公認を含 ...

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大耳小耳

 俳誌『朝蔭』459号が1月に刊行された。年末の大掃除の逸話だろうか、《虫干や亡母の残り香不意に立ち》(寺澤哲子)はしめやかな敬意を感じさせる。《雑煮食ふ南米の街夏盛り》(遠藤永観)。NHKを見ながら雑煮を食べている分には雰囲気満点だが、家から一歩外に出ると…。《旅立つ娘見送る空港虎落笛(もがりぶえ)》(川上佐智子)の「虎落笛」 ...

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アフリカの後塵を拝するラ米=なぜ革新分野で遅れ取るのか=パラグァイ在住 坂本邦雄

メキシコ人のギレルモ・デル・トロ監督(Gage Skidmore, via Wikimedia Commons)

 映画「La forma del agua」(2017年「水の形」ギリェルモ・トーロ監督、邦題『シェイプ・オブ・ウォーター』)が、多くのオスカー像・アカデミー賞にノミネートされた快挙は、当然メキシコでは祝うに値するし、さらにラ米諸国の人々もそれぞれの国境内外で、ラテン系人材がタレントを発揮して各分野で成功している事を大いに誇って ...

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どこから来たの=大門千夏=(33)

「何処から来たの? どんな所から来たの? 祖先様に会った? どんな顔形をしていた? どんな話をしたの? 貴女にこの肉体を着せてくれた人は誰だった? どんな人だった?」  私は声に出してしつこく聞いてみる。  覚えているに違いない。ただ伝えるすべを知らないし私も聞き出す術を知らない。  赤ん坊はまるで話がわかるかのようにじっと真剣 ...

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ルーラの第2審早期実施は正しかったのか?

有罪判決を受けた直後のイベントでのルーラ氏(Ricardo Stuckert)

有罪判決を受けた直後のイベントでのルーラ氏(Ricardo Stuckert)  ルーラ元大統領への第4連邦地域裁(TRF4)からの12年1カ月の実刑判決宣告は、1月24日前後数日のブラジルの話題を独占した。これが致命傷となって、10月に行なわれる大統領選への出馬が危機に立たされる可能性があるからだ▼だが、普通の人物なら致命傷と ...

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フラメンゴ=元セレソンGK、ジュリオ・セーザル(38)の加入を発表=契約は3カ月、引退の花道飾る

フラメンゴに13年ぶりの復帰の会見を行った、ジュリオ・セーザル(右)(Gilvan de Souza/Flamengo)

   リオの名門サッカーチーム、フラメンゴが、1月29日に元ブラジル代表ゴールキーパーのジュリオ・セーザル(38)の加入を発表した。  1997年にフラメンゴでプロのキャリアをスタートさせ、2005年までに283試合に出場したジュリオ・セーザルにとっては、13年ぶりにプロデビューを飾ったチームへの帰環だ。  ジュリオ・ ...

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ルーラ元大統領=3月逮捕説の現実味増す=人身保護令を高等裁が却下=最高裁は2審有罪で刑の執行開始の判断を見直さず

1月25日のルーラ氏(Ricardo Stuckert)

1月25日のルーラ氏(Ricardo Stuckert)  連邦第4地域裁(TRF4)で12年1カ月の実刑判決を受けたルーラ元大統領の弁護士からの人身保護令適用の嘆願を、連邦高等裁判所(STJ)は1月30日に却下した。連邦最高裁(STF)のカルメン・ルシア長官も「第2審で有罪なら刑執行か否か」の判断を見直す考えはないと考えている ...

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《ブラジル中西部》農業州で不動産開発進む=豊作が後押し、アパートも好調=「石油産業系の都市より良い」と開発業者

好調な農業生産が、周辺都市の不動産開発も促進している(参考画像・Kleiber Arantes/Secom)

好調な農業生産が、周辺都市の不動産開発も促進している(参考画像・Kleiber Arantes/Secom)  2017年の不動産購入開発を目的とした融資額は、ブラジル全体では平均で前年比7・4%減だったが、マット・グロッソ州やマット・グロッソ・ド・スル州などの農業が主要産業の州では逆に融資が伸びている事が分ったと、1月31日付 ...

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